私の大好きなお庭、重森三玲作庭の「独坐庭」。
大慈院の紅葉を借景に、何とも美しい光景でした。
(※11月30日撮影)
千両が出迎えてくれる入り口。
お寺に入らせてもらうと、まずはこの違い菱の蹲とマリア灯籠に目がいきます。
独坐庭に行くと、だれもいません。
文字通り、一人楽しませてもらいました。
このお庭には紅葉はないのですが、お隣の大慈院さんの紅葉と柿の木が、秋を演出してくれるという連携プレー(^^)。
同じ大徳寺内の高桐院はすごい人出なのに、こちらはこんなに静かです。
とても得した気分。
いやぁ、独坐庭はやっぱり、独坐に限る(笑)
思いのほか大慈院の紅葉がいい仕事してくれています。
重森三玲さん、これも計算のうちなんでしょうかね(^^)
もちろん、このお寺に来たらこちらにも。閑眠庭です。
庭石に十字架が隠されています。
キリシタン大名、大友宗麟ゆかりのお寺になぞらえた、重森流作庭です。
奥の踏み石が7、縦のラインが5、横のラインが(クロス部分を含めて)3という、「7・5・3」のリズムを意識しているんじゃないかな、と一人鑑賞。
このアングルからでは十字架はわかりません。
まさにウイットに富んだ重森三玲らしいお庭です。
で、やっぱりこちらに戻ってきました。
ぐるっとゆっくり回っても、まだ誰も来られません。贅沢なひとときです。
借景の秋景色に彩られた瑞峯院。
読みがピタリとはまった、穴場でした(^^)。