山鉾巡行2013(祇園祭)その4.菊水鉾~木賊山
          
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さぁ、山鉾巡行も中盤。
菊水鉾の辻回しから、木賊山までをお届けします。







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菊水鉾も、先に青竹をスタンバイする作戦。
たっぷり水をまいて・・っと。


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さぁ、やって参りましたよ~。


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前懸は本年度新調されました。
つづれ織りの「ゑびす神と大黒天図」です。爽やかな海の色が印象的。


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この鉾に乗るのは、ちょっと他の稚児人形よりは雄々しい感じの「菊丸」さん。
謡曲「枕慈童(菊慈童)にちなむ鉾だけに、装束も能衣装なのです。


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菊水鉾の法被の背中もなかなか!


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ヨーイトセイ!の掛け声で、ギギギギギ、と大きな鉾が回転!


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一番広角で撮った一枚。
建物が寝ちゃいますが(笑)、迫力ある辻回しでした。


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胴懸は、これまた珍しい「キリン」。「麒麟」じゃなくて、首のなが~い方のキリンさんです。
でも、タイトルは「麒麟図」。皆川月華作です。


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赤熊と榊が立派ですよね。
威風堂々。菊水鉾が河原町通を北上して行きました。


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お次は芦刈山。
ご神体人形は随一の古さを誇ります。


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懸装品もすごく古いものが鉾町会所に展示されていますが、現在懸けられているのは比較的新しく作られたもの。
前懸、見送りは山口華楊原画。胴懸は尾形光琳原画の「燕子花図」です。


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懸装品を見て!と言わんばかりに2回転。
観衆がどっと湧いた瞬間でした(^-^)。


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お次は白楽天山。
山の上には白楽天と道林禅師が乗ります。


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白楽天が、道林禅師に「仏法とは何ぞや」と問うたところ、「良いことをせよ、悪いことはするな」とのこと。
「そんなことは3つの子供でも知っている」と白楽天がいうと、「そう、でも、80を過ぎた老人でもなかなか実践できないことなのだよ」と答えた道林禅師に、白楽天が感じ入った、というエピソード。
道林禅師が良い事を言った故事ですが、なんで「道林山」じゃないのか、というのも不思議ですね(^-^)。


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見送りは「手織錦北京萬寿山図」。
染織作家山鹿清華の手織錦です。


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木賊山が来ました。
芦刈山と同様、悲哀を感じる翁の像がモチーフです。
我が子を人に拐われて、木賊を刈りながら過ごす老人。

芦刈山は、貧乏が原因で別れた夫婦が、妻は宮仕えになったものの、元夫が気がかりで探してみると、落ちぶれて芦刈に身をやつしていた、というお話。


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いずれも寂しそうな顔立ちで、右手に鎌を持って立つ姿が共通していますね。

次回は、放下鉾~船鉾までをお届けしたいと思います。
by kwc_photo | 2013-07-25 00:12 | 京都(Kyoto) | Trackback | Comments(8)
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Commented by arak_okano at 2013-07-25 07:01
KWCさんの概説で祇園祭がやっと分かって来ました、有難うございます。でもアラックは直ぐに忘れる。山鉾を曲げるための水を確保するだけでも大変ですね。
Commented by youpv at 2013-07-25 07:05
おはようございます~。
撮影している時は撮るのでいっぱいいっぱいですので
こうやって説明を付けていただけるとさらに見応えが
増すように感じます(^^)
Commented by 阿修羅王 at 2013-07-25 13:19 x
こんにちは。
アラックさんやyoupvさんの仰るように、
解説付きだと本当に勉強になりますね。
なるほどねぇと、感心してしまいます。

80を過ぎた老人でも・・・ 呻りますねぇ。
できない人はできない、
できる人は10代でもしっかりとした人が居ますよね。
肝に銘じておきます。
Commented by kwc_photo at 2013-07-26 00:08
>アラックさん
祇園祭を眺めていると、なんでこういう山や鉾なのかな~、という
興味と疑問が湧いてきますね。
そして、調べて、また見て、ということでちょっとずつ祇園祭の全容が
わかってきつつあります。
本当に奥深いお祭り。京都の真髄が凝縮されているように思います。
Commented by kwc_photo at 2013-07-26 00:11
>youpvさん
毎年撮るうちに、だんだん山鉾の言われなどを調べて、わかるように
なってきています。最初はなんのこっちゃわからなかったんですがね。
それぞれに言われがあり、歴史があり、そして、いずれもが
町の誇りとなっている。これぞ京都の町の力だ!というところが
この祭りに体現されていますね。
Commented by kwc_photo at 2013-07-26 00:13
>阿修羅王さん
白楽天の気持ちになられましたか(^-^)。
私も、うーん、なるほど!と思いました。道林禅師の素朴でいて
深い返しが白楽天の心に響いたのでしょうね。
仏法に限らず、当たり前のことを当たり前のようにすることがいかに
難しく、そして大切なことか、ということを示してくれているこの言葉、
私も大事にしたいと思いました(^-^)。
Commented by violet-flow08e at 2013-07-26 00:36
こんばんわです。
そうなんです、解説がすごく詳しいって思って拝見していました。
まるでNHK特集「祇園祭」みたいなテレビ番組観てるようです。
撮り続けてても僕には無理だと思います(^_^;)
解説付きお写真ありがとうございます。
Commented by kwc_photo at 2013-07-27 00:10
>violetさん
ありがとうございます~。
やっぱり祇園祭は奥深いお祭りで、一つ一つの山鉾に物語がありますね。
一つを知るごとに、また祇園祭が好きになります。
そして、翌年の屏風祭や会所めぐりが楽しみになります。

あと数回ありますが、お付き合いくださいね~(^-^)。
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