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花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

山鉾巡行2013(祇園祭)その3.油天神山~霰天神山

  
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山鉾巡行、パート3です。
月鉾を中心に、油天神山~霰天神山までの巡行の様子をお届けします。




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やってきたのは油天神山。



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天神さま(菅原道真公)を祀っているから、梅が添えられています。油、とついているのは油小路通に鉾町があることに由来します。


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伯牙山がきました。
琴の名手、伯牙が、友人の訃報を聞き、哀しくも怒気を孕んだ表情で、目の前の琴を叩き割ろうとしている様子を表しています。
このことから、明治以前は、「琴破山」と呼ばれていたそうです。


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占出山が登場。
釣竿を持った神功皇后のご神体人形が乗っています。


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鮎を釣って、戦勝を占った故事にちなみます。


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懸装品には三十六歌仙と、日本三景松島、宮島、天橋立が描かれています。



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月鉾が登場!
祇園祭の鉾の中でも、もっともノッポなこの鉾。
鉾頭はもちろんお月様です。


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すでに辻回し用の青竹を敷いてスタンバイ。
カブラと呼ばれる材木を車輪にかませ、角度を微調整しながら進みます。


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さぁ、うまく青竹に乗りました。
やっぱり高いなぁ~!月鉾は。


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この鉾に乗る稚児人形は「於菟麿」さん。
稚児人形の中でもイケメンだということで知られます(^-^)。


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さぁ、辻回し!
綱を引く引き手さんに力が入ります。


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ヨーイトセイ!


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ヨーシ!とストップの声がかかりました。
月鉾も見事3回で辻回し成功です。



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鉦から下がるカラフルな組紐を弾ませながら、戻り囃しにかわった音色を奏でて月鉾が行きます。
昨年復元新調されたメダリオン緞通も見事ですね。


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月鉾の見送りは、染色家の皆川月華作「黎明図」です。
動く美術館を堪能ですね。

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さて、次の山は、孟宗山。


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病気の母のため、冬に筍を探し求める中国24孝の孟宗の姿を表しています。


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この山の特徴は、なんとも異国情緒を感じる、平山郁夫作「砂漠らくだ行」の胴懸。
こちらは月。逆側は太陽のもとで砂漠をゆくラクダが描かれています。


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次は四条傘鉾。
棒振り踊りをする子たちが、八坂神社に向かって一礼。


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棒振り踊りは、この交差点では披露してくれないんですよね~。
祇園唐草模様の四条傘鉾が行く様子はとても素朴ですが、味がありますね。


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霰天神山。
こちらも天神さんをお祭りしていますので、梅が飾られています。
鳥居の向こうに見える社殿は、檜皮葺の立派なもの。
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京都で火事があった際に、霰が降って鎮火し、天神像が降りてきた、という逸話に基づく山です。
京都は何度も大火に見舞われていますが、この山だけは一度も焼失していないんですよね。
雷除け、火除けに霊験あらたか、というお守りを、町の子供達が売ってくれる歌声はとてもかわいいんですよ。

この前懸はイーリアスの物語が描かれたベルギー製タペストリー。

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胴懸は上村松篁、上村淳之が下絵を書いたものです。

私は、上村松園さんの美人画が好きなのですがね(^-^)。
松篁、淳之親子は鳥の絵が代表作です。

さて、次回は、菊水鉾~の巡行の様子をお届けします。
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by kwc_photo | 2013-07-23 00:02 | 京都(Kyoto) | Trackback