松の美しい、慈照院を訪れました。
相国寺塔頭・慈照院。
以前にも立ち寄ったことはありましたが、中に入るのは初めてです。
庫裡へ続く道の傍らは、向かって右が白砂と石の枯山水庭園。
左には枝ぶりの良い松が茂る苔庭です。
前庭の松もいい枝ぶりなのですが・・・
この華頭窓から見える松。
陸船松と呼ばれる、樹齢300年以上という立派な松が勇姿を見せてくれます。
本堂に入りました。
東側にこの陸船松があります。
枝の張り具合を船に見立てているのでしょうね。
なるほど、青空に帆を立てる船のように見えますね。
次は棲碧軒(せいへきけん)と中庭に。
建物内部は撮影禁止ですが、桂離宮と同じ作りになっているとのことで、いわばミニ桂離宮という佇まい。
こちらのお庭は歩かせていただくことができます。
踏み石を歩きながら辿り着くのは、頤神室(いしんしつ)と呼ばれる茶室。
こちらも撮影禁止でしたが、宗旦狐の掛け軸や、布袋像(千利休の首と付け替えが可能だそうです)などがあり、丁寧に説明をしていただきました。
手水鉢もいろいろ。
この蹲と灯籠が、実に味がありました。
お庭のいたるところに、木炭が埋め込んであります。
大雨が降っても、土やコケが流れ出さないための工夫だそうです。
庭には、これまた陸船松と同じく樹齢300年と言われる胡蝶侘助。
咲き始めています。
お彼岸には満開になるとのこと。
公開最終は3/18。美しく咲きそろう姿がみられるだろうか・・・。
最後に前庭の枯山水庭園をもう一度見て・・・
慈照院を後にしました。