私の大好きな建築物。
同志社礼拝堂の紅白梅が見頃を迎えました。
まずは白梅。
煉瓦のバックによく映えます。
美しい青空のもと、紅白梅が揃い踏み。
今年も綺麗に咲いてくれました。
ステンドグラスをバックに咲き誇る紅梅。
向かって左に白梅・・・
右に紅梅と、左右で好対照。
いずれも綺麗に咲きそろいました。
礼拝堂の前には、4本の梅があり・・・
この季節、前を通る学生たちの目を楽しませてくれています。
新島襄も好んだといういわれもあり、同志社の中には桜よりも梅が多く咲きます。
その新島襄は、この礼拝堂が完成した1885年の5年後(竣工が12月ですから、正確には4年と2ヶ月後)の1890年1月23日に他界しており・・・
1月27日にはこの礼拝堂で葬儀が営まれました。
新島襄はこのチャペルで紅白梅を愛でることはなかったかもしれません。
美しい紅梅とステンドグラスから漏れるカラフルな光や・・・
鮮やかな青空に咲き誇る紅白梅を愛でて・・・
新島襄が詠んだという漢詩を思い出しました。
「真理似寒梅 敢侵風雪開(真理は寒梅のごとし。あえて風雪を侵して開く)」
寒い日が続く昨今ですが、それでもちゃんと満開になって春を知らせてくれた紅白梅。
寒い日が続こうと雪が降ろうと、ちゃんと花開く、その力強さや生真面目さに、新島襄は「真理」を見たのでしょう。
再開発で工事が続く同志社ですが、同志社礼拝堂へは工事現場の横を通ってたどり着けます。
(礼拝堂内部は非公開)
今週は暖かくなると思いますので、ぜひ梅を見に出かけてみてください。