大難の儀(平安神宮・節分祭)
2013年 02月 03日
平安神宮では、伝統行事「大難の儀」が行われました。
平安神宮では、節分に合わせて「大難の儀(たいなのぎ)」という伝統行事が行われます。
追儺式(ついなしき)ともいいますが、追儺は「おにやらい」とも読み、つまり、旧暦の大晦日に相当する節分に、前年の邪気を払うために行われる行事なのです。
まず、この陰陽師が独特の歩みで正面に出て、祭文を読み上げます。
ピカピカの盾に恐ろしい形相が映っていますね。
この方、鬼じゃなく、いわば、鬼退治隊長。四つ目のお面は「方相面」と呼ばれ、異形にて不吉な鬼を追いやる役割を果たします。
気合の入った掛け声です。
「鬼遣ろう!」の声が響きます。
これで都の邪気は、綺麗に祓われました。
実は、この儀式では鬼が登場しないのです。(もともと、平安期以前に始まったとされる追儺式では、邪気の象徴である鬼は登場せず、目に見えぬものと戦う感じだったようで、これに倣っているのですね。)
方相氏は四つ目の異形であるため、一節には方相氏が鬼のモデルなんだとか。
鬼退治隊長さんが、鬼と間違われてモデルとなるとは・・・皮肉ですね(^_^;)
そういえば、方相氏の登場時に「あ、オニさん来はった」と言ってた人、いたなぁ(笑)
都の邪気を祓ってくれてありがとう~!
私の大厄もふっ飛ばしてくだされ(^-^)。
ご一緒させていただいた、きたやまさん、ありがとうございました~!