この季節、やっぱりこのお庭に出会いたくなりますね。
夏至の頃に美しくなる、半夏生のお庭です。
本日は夏至でしたね。
雨で、日の長さもいまいちわかりませんでしたが(^_^;)
前日の雨で苔が青々とした入口。
この日は雨狙いでしたが、意外にも天候は回復しちゃいました(^^ゞ
白砂と苔が織りなすこの入口だけでも、結構美しいお庭。
でも、この日の目的は、この季節限定のお庭。
そう、あの木戸のむこうに見える、半夏生のお庭です。
ばっちり一番乗りを果たすことができました。
静かなお庭。半夏生の白さが際立ちます。
半夏生。七十二候の1つで、今年は7月1日が「半夏生」。
この季節に合わせるように、半夏生の葉は白くなります。
池の周りを彩るように、半夏生のラインが出来ていますね。
後で伺うお茶室が見えます。
池泉回遊式庭園ですが、かなり半夏生に特化して、その美しさを引き出しているお庭ですね。
引き立て役に回っていますが、サツキの刈り込みもあります。
サツキが彩る頃も公開してほしいなぁ(^-^)。
夏場を迎えるのにふさわしい、さわやかな色合い。
ドクダミ科の地味な花。
それを補うかのように、花に近い部分の葉を白く変化させて、虫を呼ぶのです。
夏至~半夏生の間が、この白さのピーク。
ぜひ訪れてほしいお庭です。
ほら、旋律を奏でるかのような、優雅な半夏生ラインでしょう?
白粉を塗ったような葉の色。その染まり具合を評した「半化粧」から転じたとも言われています。
いずれにせよ、洒落た名前ですよね。
ドウダンの新緑と苔、そして白砂の坪庭。
このお庭を楽しんだあとは・・・
そう、お楽しみの2つめ。
実際にお庭に出て半夏生を楽しみ、お茶室でお茶と「半夏生」をいただきます(^-^)。
続きは後編で~!