重森三玲の庭シリーズ・方丈八相庭園(東福寺)
2012年 06月 10日
敬愛する重森三玲氏のお庭をめぐるシリーズを開始してみます。
まずは東福寺・方丈庭園から。
(※6月2日撮影)
重森三玲といえば庭石、と言われるほど、石のお庭が印象的。
天然石、しかも人が手を加えない状態で並べることを良しとしています。
この柱石も、重森三玲のお庭ではよく見かけますね。
ハートマークのようにかわいらしく咲いたサツキ。
雨のおかげで、苔の色も出ていました。
これは遙かなる天竺への遠い道のりをイメージしているんです。
苔の緑が綺麗ですね。
かわいいサツキが花をつけています。
そして、この端の端まで市松模様が手抜かりなく配されています。
紅葉の時も見事です。
新緑に囲まれていました。
市松模様好きの重森三玲は、サツキでも市松模様を作っています。
白砂とピンクの市松模様。一度そういうシーンを見てみたいのですがね。
やっぱりこの北庭はサツキの頃が一番素晴らしいです。
さて、次は度のお庭へ?(^-^)。
静寂の空間へ 庭園に入ると、まさにそこは静寂の空間。 方丈を囲う様に作庭家・重森三玲氏が作り上げた庭園が広がります。 方丈の東庭は「北斗の庭」。境内の東司の柱石を用いて 北斗七星を作り上げています。 方丈の南側には三玲氏の特徴でもある力強い立石が並べられています。 静寂の中で広がる風景を感じる事が出来ました。 方丈西側にはサツキの刈り込みが印象的な「井田市松の庭」。 サツキに覆われ始めて綺麗でした(^^) 方丈の北西に位置する場所には「通天台」...... more