山鉾巡行・その6(後祭り・北観音山~南観音山) sanpo
          
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さて、後祭り巡行です。





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本来は7月24日に行われていた巡行。必ず北観音山から始まり、南観音山でシメです。



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北観音山。
鉾にも見えるこの勇姿。さすが後祭りの先頭ですね。



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前懸は19世紀のメダリオン中東蓮華文様のペルシア絨毯。下水引の「唐人物王侯行列風俗」がまた異国情緒を思わせます。



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橋弁慶山がやってきました。



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言わずと知れた、義経(牛若丸)と弁慶の物語。ということは、橋は五条大橋ですね。
躍動感ある牛若丸の姿と、弁慶のイカツイ顔が見どころです。



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八幡山。
石清水八幡宮が勧請されているのだそうです。




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見えにくいですが、鳥居の、向かって左側にとまっている鳩は、左甚五郎作なのです。



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鯉山がやってきました。



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この躍動感ある鯉も、左甚五郎作。



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そして、魅惑の胴懸類は、原品は重要文化財となる、ベルギー・ブリュッセル製のタペストリー。
トロイの戦争がモチーフです。
鶏鉾、霰天神山、白楽天山の胴懸に使われているタペストリーとは、5枚組だったと言われています。
鯉山は、その5枚組の1枚を9つに分断して使っています。

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見送りは詩人ホメロスの叙情詩「「イーリアス」の中から「トロイア王プリアモスと王妃カペーの祈り」の場面です。
この復元品は川島織物が作成したとのこと。


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北観音山、八幡山、鯉山の見送りが並ぶ河原町通、圧巻です。


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役行者山がやって来ました。
こちらは引手に外国人の方が目立ちましたね。シマシマの法被も印象的。
修験道の開祖、役小角と一言主大神をモチーフにしています。


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お次は鈴鹿山。
らくだの前懸が特徴的ですね。
鈴鹿山の悪鬼を退治した鈴鹿権現に由来するそうです。


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黒主山は、六歌仙の「大伴黒主」に由来します。桜を見上げる黒主さん、風流ですなぁ。



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浄妙山は、なかなか面白いんです。



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宇治橋で戦う一来法師と筒井浄妙を表しています。二人が戦っているのではなく、浄妙の頭上を飛び越えて先陣の功名をとった一来法師の瞬間を表しているとのこと。
なんと、下の浄妙が来ている鎧は、室町時代の黒韋威肩白胴丸(くろかわおどしかたじろどうまる)という重要文化財。
近所で巡行を見ていた人たちから「あれが重要文化財の鎧やで」との声を聞きました。皆さん、よくご存知ですね。


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さぁ、ラストを飾る南観音山が辻回し。



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さすが、大トリを務めるだけあって、立派な山。
後ろに垂れる柳は、楊柳観音が薬草を表す柳をもって、人々を病苦から救ったという由来に基づいています。
北観音山にもこの柳が飾られています。



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でも、北観音山同様、鉾ではないため、真松を立てています。
この松は、鳴滝から2本運ばれ、北観音山と南観音山が、くじで良い松を先に選ぶ権利を決めます。
今年は北がくじで勝ったようですね。


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勇壮な、そして華麗な都絵巻。
祇園祭の山鉾巡行、余すところなく楽しめました。
いろいろ勉強になったので、来年はこれを活かして、各会所の懸装品などを見て回りたいですね。
by kwc_photo | 2011-07-28 12:32 | 京都(Kyoto) | Trackback | Comments(4)
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Commented by deepseasons at 2011-07-28 23:12
katsuさん、山鉾巡行を堪能させてもらいました。
すごく丁寧なナレーションつきで楽しませてもらいました。
会所飾り巡りも面白いですよ~ えっ、あのお店の路地を入った場所が
会所になっているとか、以前に使用されていた古い懸装品も展示されて
いたしして、興味津々ですよね~
Commented by rollingwest at 2011-07-29 06:01
う~ン、このような絵を見るとますます・・(笑)
クライマックス宵宮も7月17日、シオン祭のピークもノア箱舟の生還を祝う7月17日、これはもう間違いなく繋がりがあるような・・。
Commented by kwc_photo at 2011-07-30 00:23
>deepseasonsさん
ありがとうございます~。
やっと祇園祭アップも終わりです。実はあと一度あるのですが(笑)
会所巡り、ぜひ来年はチャレンジしてみたいです。
古い懸装品のほうが、価値がありますよね。宵山の日しか出さない、というものが多いようです。
かなり根性いれていかねばなりませんね(^^ゞ
Commented by kwc_photo at 2011-07-30 00:24
>rollingwestさん
ホント、わかります。
やはり何かどこかでつながっているのでしょうね。
祇園とシオン、響きが似ているのも、絶対関係性を表しているように
思いますね。
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