山鉾巡行・その5(岩戸山~舩鉾)
2011年 07月 26日
前祭(さきのまつり)フィナーレは豪華です。
山、と言いながらも、鉾と変わらないぐらい、立派な姿。曳山と呼ばれます。
鉾ではない、ということで、代わりに松が立っています。
屋根の上に乗るのは伊弉諾尊(いざなぎのみこと)です。
馴染み深いお話の山なのですね。
盛り上がりもクライマックス。
大屋根も豪華ですね。
「金地著彩鶺鴒図」、中島華鳳の昭和6年の作品です。
4本足の龍が空にいますね。左にお月様、右にお日様、かな。
前祭(さきのまつり)のトリを飾る、人気の高い鉾。
船首に飾られているのは、中国の想像上の瑞鳥、「鷁(げき)」。
今年から修復に入った「大船鉾」が巡行に復帰すれば、人気を二分することでしょうね。
大船鉾は、蛤御門の変で焼けてしまったのです。そこから150年、2015年からの巡行復帰を目指しています。
舵は黒漆塗りで、青貝螺鈿細工です。何と1792年の作品だとか。文化財クラスですね。
さて、次回から「後祭(あとのまつり)に入ります。