若王子神社は桜の頃に賑わう哲学の道沿いに位置します。
ですが、眼下に東山の町並みを見下ろす小高い山の上に、そっと広がる桜の園は、
疎水沿いの喧騒とは離れた静寂の空間でした。
(※3月29日撮影)
若王子神社へ。
ソメイヨシノが青空に向かって満開になっていました。
社殿に向かってたくさんの花を揺らす桜。
その神社の脇道から、山を登っていきます。
すると、ぱっと空が開けた場所に、満開の桜が待ってくれていました。
ここはソメイヨシノではなく、陽光という品種で統一されています。
青い空にピンク色の屋根。
朝日に照らし出された桜は本当に美しかった。
この一角だけ、桜が集中的に植樹されており、疎水側からは見えないので観光客もまばら。
静かに桜満開となった空間を楽しむことが出来ました。
若い木が多いですが、豪華絢爛。
木立の向こうには疎水のソメイヨシノも見えています。
思い思いの願いを込めた植樹。
名前がつけてある木もありました。
人知れず満開を迎える桜の園。
この美しさはそっと楽しみたいですね。
ギュッと咲いた陽光は、ピンク色も濃くて鮮やか。
ソメイヨシノを見慣れた人にとっては、赤っぽく見える桜ですね。
さて、のんびりさせてもらいました。そろそろお暇しましょう。
山道を降りていく間にも陽光が咲いていました。
再び若王子神社にて。
東山をバックにソメイヨシノが元気に咲いていました。
ソメイヨシノが咲く頃の秘密の花園。
京都の他の寺社の桜とはひと味違った光景が楽しめます。