奈良で蓮、と言えば思い浮かぶのがこちら、喜光寺。
青空に嬉しそうに花開く蓮と睡蓮を楽しんできました。
(※7月10日撮影)
喜光寺に到着。
この重要文化財の本堂は東大寺大仏殿とよく似ていますね。
「試みの大仏殿」と呼ばれ、東大寺の建立の際に参考にした建物だそうです。
こちらの鉢蓮は多くの石仏をバックに咲きます。
この光景が喜光寺の蓮ですね。
ハラリ。
蓮の葉の上に散る花びら。
石仏群と蓮の花はとてもよく似合います。
鮮やかなピンク色。
かくれんぼ。
鉢蓮でここまでたくさん育てておられるお寺はなかなか無いですね。
本堂の上に青空が広がります。
蓮も輝き始めました。
すると、ミツバチが現れて蜜を集め始めました。
プリティなお尻ですね(笑)
ホバリング中。
とても忙しそうに、でも楽しそうに飛び回っていました。
本堂裏にある弁天池。
こちらには白とピンクの睡蓮が咲きます。
映り込みもキレイ。
蓮も睡蓮も楽しめる喜光寺さんです。
こちらのお寺、実は元々菅原寺と言いました。
行基が建立し、行基が亡くなったお寺として知られます。
天平20年(748年)、聖武天皇が参詣された際に、ご本尊の阿弥陀如来から不思議な光明が放たれ、
それを喜ばれた天皇から「喜光寺」の寺名を賜った、というのがこのお寺の言われになっています。
本堂で副住職さんのお話を聞きました。とってもわかりやすい法話でした。その中のお話。
「ご参拝の方から、お写真撮っていいですか?とよく聞かれます。
どんどん仏様を撮影して、TwitterやFacebookにアップしてください。
喜光寺でこんな仏様とお会いしてきたよ、と呟いてくださいね」と。昨今奇特なお寺です。
そもそも開祖の行基は庶民から絶大な信仰を集めたお坊さんでした。
行基が現世にいたら、「撮影禁止」と言うのではなく、どうぞどうぞ、と言ったような気がしますよね(^-^)
本堂の中でそんな楽しいお話まで聞かせてもらった、喜光寺でした。