輪違屋にて(京の夏の旅)
2014年 08月 25日
久しぶりに公開された花街、島原の輪違屋さんを訪れました。
当時、ちょうど浅田次郎「輪違屋糸里」が出版された折で、
舞台となったこちらに訪れることができたのがとても嬉しかった記憶が。
何とツバメの巣。
ということは、普段は表の引き戸は開けっ放しなのでしょうね。
京の町家。昔はこんなだったような(^-^)。
窓にも輪違屋のマーク。
ワクワクしますね~。
お庭が見えてきました。
お部屋から眺めるのがいいですね。
太夫さんは芸事に秀でたお方。文字もとても達筆です。
もともとは置屋さんだった輪違屋さんは、途中から置屋も兼ねたお茶屋さんになりました。
料理を作る大きな台所がないため、宴会のお料理は仕出し屋さんから取り寄せていたそうです。
おそらく、ご禁制の時代には脚部分のマリア様が見えないよう、後を向いていたのでは?との説明でした。
大きな庇を支える柱がないのは、広々と見せる工夫でしょうか。
太夫さんのみならず、芸妓・舞妓さんも擁する置屋さん。
まさに「花を養う」場所だったのですね。
ドラマチックな光が照らしてくれました。
この上に、有名な「傘の間」「紅葉の間」がありますが、撮影は不可。
10年前も不可だったなぁ・・・(笑)。
階段の上の踊り場(廊下)が狭く、撮影をする人が溜まると危ないとのことでした。
本当の紅葉を塗り壁に貼り付けて、剥がしたあとに彩色を施した「紅葉の間」、
大きな道中傘を貼り付けた襖のある「傘の間」とも見事でした。
傘の間には桂小五郎の書もあり、歴史を感じることができる、輪違屋さんでした。
次回の公開はいつになるかわかりません。興味のある方は9月30日までですので是非!
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